ロシアワグネルの報を受けた地政学リスクとボラティリティについて【過去の地政学リスクに関する検討】

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ロシアの民間軍事会社ワグネルの代表、プリゴジン氏が反乱し、モスクワまで進軍との報道がなされました。ロシア軍と戦闘、クーデターなどとも見られヘッドラインもめまぐるしく変わります。

情報ソースとして堅いNHKをあげておきます

6/25 朝の段階でのサンデーダウ

今のところ戦闘回避の方向で問題解決に向かえばマーケットは好感しそうです。。まだまだ時間があるのでわかりません。

地政学リスク・イベントの一覧がフィデリティ投信 重見吉徳氏の記事がわかりやすかったのでリンクを貼っておきます

遠くの戦争は買いと言われることもありますが、リセッションとの絡みがありますので状況の見極めは重要になります。

目次

直近の地政学リスク

ロシア、ウクライナ侵攻は昨年のことでしたから記憶に新しいと思います。私はベガショートで喰らいましたからよく覚えています。

IV変化も大きく

2022年2/14 連休明け、反落27100 IV全盛り ATM23%(前日比+3%程度)

その後は続落時はIV上昇、反発でIV低下という展開が続きますが弱く

2/22 26430↓ IV26-7%

2/24 5日続落 25935↓ IV 28-30% ロシアウクライナ侵攻

2/25 ヘッドラインを受け反発 26130→26480 IV25→23.9%と低下

いったん相場は反発し回復していったのですが

3/4 ザラ場にロシア軍によるウクライナ原子力発電所へのミサイル攻撃を嫌気して下げとIV上昇

26395→25765→26100 IV25→28→26.6%と大きく上下

3/7 週明け、ウクライナ情勢緊迫+原油相場急騰 25000割れを試す展開

IVは30%をつけました。

3/8 続落し、25000割れ、IV30%越え。ここが底になりました

その後のリバは皆さんご存じの通り。

今後のIV動向

さて、以上のように

マーケットが織り込むまで時間がかかります。今回は、どのような展開になるかわかりませんが不透明な状況が続けば悪材料として扱われますし、プーチン大統領が核を使用するのがワーストシナリオになるでしょうか。

まずは調整に入るとみるのが自然で、先物が回復しても売りが入る展開が想定されます。特に、プットはかなり売られていたので、今回のイベントでIVは引き締まるのではないでしょうか?33000近辺からどこまで落ちるかわかりませんが、下げ渋る場合はIVの盛りが弱いかもしれません。30000割れの展開後、32500を奪還するようなボラティリティの大きい相場になる可能性も考えておく必要があるかなと思いました。

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この記事を書いた人

ボラティリティトレードを意識してオプショントレーディングのエッジを追求していきたいと研究の日々です。よろしくお願い申し上げます。

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