注目のFOMCは利上げ無しで通過。年内はあと2回の利上げで終了という話。インフレ具合が果たして落ち着くかですが、経済は好調でリセッションは後退という雰囲気。
FRB政策金利は 5.25%
夜間空けての日経、寄り天、リバ、再度売られからの高値33700円を突破。その後、引けにかけて売られ33400円台。
ヨーロッパタイムは33200を割り込むまで売られ、その後33500を回復
というように上下に大きく動いています。先物で回転効かせて値幅をとるのもなかなか大変です。
IVはFOMC通過で剥げというわけではなく、先物下落の際にコールが剥げ、プットが盛る
下げのP盛りC剥げ状態。上げではC盛りから全盛りという状況が続いています。
現状は、高値に対するマーケットの反応が強いという状況が続いています。
先物手口では売りも目立ってきており、34000あたりで天井となる可能性がでてきています。
バブル後最高値更新が続いており、押し目買いも非常に強いですね。
先物上昇でIVが上昇してFOMC通過見込みのショートストラングルはかなり引かされたものの、先物の下落によってIVが剥げて回復しました。レンジが続くのであればIVが低下しますし、34000-35000を抜く展開となれば急騰続きでIVが上昇する高値波乱の展開も考えられます。
さて、6/16はBOJで日銀政策金利発表です。変更無しという情報が今のところ多いですが、
YCCの変動幅見直しとなるとマーケットが事実上の利上げと受取ります。
2012年12月のBOJでは長期金利の変動幅をそれまでの±0.25%程度から±0.5%程度へ拡大しました。
日本の10年国債利回りは一時0.46%まで上昇、日経平均株価の終値は前日比669.61円安、ドル円相場は137円台から130円台へと約7円の円高に振れました。
これと同じことがおきても不思議ではありませんし、為替介入の可能性も150円前では可能性が高くなっています。
海外勢の32000円代のコール売りやプット買いの回収については、現状株が下がる材料があまりないですがYCCの見直し絡みだと仕掛けが入りやすいことから可能性としては見ておいた方が良いと考えています。
ドル円は現状140円あたりでウロウロしています
ポジション調整
FOMC通過見込みのIV剥げは空振り気味でしたが、引け後の下げでコールが剥げてくれたので買い戻し。
さらに、その後のリバでプットも剥げたので買い戻し。BOJ前にベガをロングに振って、まさかの下げに備えたいと思います。無風の場合は緩和継続で円安、先物上昇のパターンとなるのか、出尽くしで売られるかなど見極めたいと思います。