連日の日経の急上昇に伴い、IVがみるみる上昇していきました。この時にオプションの売り(ベガショート)ポジションをとっていた方は予想よりも損失がでたのではないでしょうか?
これは先物のデルタの動きだけではなく、ベガが影響しています

ベガの爆発なにがおこった?
コールバックスプレッドの損益が大きくプラスになりました。なぜ、驚いたかというと引けでは-20万だった損益がいきなり+100になっていたからです。あわててスクリーンショットをとったものがこちら
コールバックバグった pic.twitter.com/SNINSkF6tQ
— harv (@dr_harv) May 18, 2023
コールバックスプレッドで上昇時にこれほどの利益が出るときは、ベガの影響があったときに変化が起こります。私のベガは200000前後でIVが数%上昇したので利益の多くはベガから産まれました。
みると、端っこの屑オプションの値段が4-5倍になっていることがわかりますね。実際は、ベガ、デルタ、ガンマの両方が増大することによって利益がうまれました。売り玉も損失となっていますが、買い玉の利益が損失を上回っているわけです。コールバックスプレッドの解説記事はこちらになります。

スマイルカーブの変化
ベガの変化は実は、1日でおこったわけではありません。連日の日経先物の上昇によりIVが上昇していることをオプショントレーダーたちは感じ取っていました。
日経先物の上昇では通常IVは下がるのですが、上昇するのにIVが上昇するという普段とは異なる事態に近い状態となっていました。バブル後最高値更新ということもあったようで、ともかく状況としては
先物上昇ではIVが上昇する可能性が高い状況になっていました

こちらは、連日のスマイルカーブのIV変化ですが(%を100で割っています)IVが大きく変わらなければグラフは重なります。見てわかるとおり、上にスマイルカーブが上昇していることがわかります。これがIVの上昇になり、興味深いことにプット側もコール側も上昇する全盛りとなっていました。
この時に、ベガロングポジションをもっていれば大きくプラス。ベガショートポジションを持っていた場合は、それだけ損失となってしまいます。
実戦変化
実戦では、1日の中でもIVが上昇したり下がったりするため損益も激しく動きますが高値更新を狙っていたためにベガロングで臨みました。結果としては上手く利確できたので良かったです。
日経の高値によっておもわぬIV変化がおこりました。今後は調整となるか、さらなる高値でIVが再度盛るのかは経過を見て判断する必要があります。が、スマイルカーブで似たような反応が認められた場合は今回と同様なベガロングポジションが上手くいく可能性があります。