ガンマショートポジションは大きく動くと損をするポジションですが
いってこいで戻ってくるとプラスになります。ポジションの性質です。
注意すべきパラメータにガンマがあり。ガンマが大きいと先物が動いた値段に対して損益が大きくマイナスの方向に動きます。
オプション取引におけるガンマショートポジションは、ボラティリティが高まると損失が発生するリスクを伴います。しかし、特定の戦略を用いることでリスクを管理し、利益を上げることが可能です。本記事では、ガンマショートポジションの特性とその対策について詳しく解説します。
満期が近づくとガンマは大きくなる
オプション特性にガンマの増大があります。ATMに近づくにつれて急速に大きくなりますが、この変化が満期に近づくにつれて急速に大きくなります。
オプションの買いだったら、方向が合っていれば加速度的に儲かりますが、オプションの売りは損失が膨れ上がる性質があります。
実際は、ある程度日数売り玉を持っていた場合はセータが味方になるので含み益を有しているのでたいていは大丈夫ですが満期直前に売り玉を持つと、動かなければ利益になるが、動くとあっという間に損ができる という状態になります。
ポジション管理が重要です
ガンマショートポジションは逆行すると逆張りになる
ガンマショートポジションは動かなければプラスになり、先物が動けば損になるのは上述の通りですが
損になった状態をみると、ちょうど逆張りになります。
先物があがればデルタショートになって、先物が下がればデルタロングになります。
なので、いってこいになるのであればポジションはそのまま放置していれば良いということになります。
実際は、日数が経つにつれてベガとデルタが減ってきますのでカバードコールだったらデルタロング、
カバードプットだったら徐々にデルタショートに傾いてきますのでデルタをニュートラルに維持したい場合はポジション調整が必要になります。
さて、問題の逆張りになる件です。
これはガンマショートポジションが大きく逆行すればするほど大きな逆張りポジションになります。
ナンピンを使用ものならさらに大きなガンマショートポジションになることもありえます。
つまり、ガンマショートポジションが逆行したときに、ガンマショートポジションを仮にとろうとした場合リターンが大きく見えます。
いってこいになれば損失を上回る利益を得ることができます。
が、相場が戻らずさらにいくとこまでいってしまうと破綻してしまうというリスクを負います。
平時の変動であればレンジ相場が多いため、ガンマショートポジションは放置で良いのですが、
暴落時はガンマショートポジション、さらに逆張りガンマショートは非常に危険となります。ヘッジファンドの破綻などもこの逆張りの失敗が多いようです。
対策としては、勿体ない気持ちもわかりますが万が一のことを考えて損切りを必要に応じて行う
ガンマショートポジションを持っていて、なんとなく違和感、相場の危険な感じを感じたらポジションを閉じてしまうことが重要に思います。
ガンマショートポジションは暴落時にはとてつもない大きなリスクを負うことになります
ガンマショートポジションのリスク管理
暴落時にはガンマショートポジションのリスクが増大するため、必要に応じて損切りを行うことが重要です。ポジションを維持する場合でも、相場の変動に注意を払い、リスクを最小限に抑える工夫が必要です。
まとめ
ガンマショートポジションはリスク管理が非常に重要な戦略です。適切なポジション調整とリスク管理を行うことで、利益を最大化しつつリスクを抑えることができます。