日経平均は夜間ナイトで上がって戻ってきたところ
午前中に突如、下げ。32000円手前まで一気に下がり夜間高値からは-700円近く
32300円手前までリバしてからは、その後売られ続けて32000円を割り、再度戻る展開
MSQ前にポジションの調整がおこったと思われます。
先物は 31865でクローズ 6月限のIVは18.5%→19.5% IVは下げのC盛りP剥げ
いわゆる魔水ということで、SQまでの調整がおこりやすいので、水曜、木曜日は注意が必要とされています。
言い換えると、ガンマロングポジションの仕掛け時でもあります。
私自身は、上目線だったのですが夜間の32700前後でさすがに33000までは苦しいかと思い
先物を落としてその代わりにリバースコールカレンダーを仕掛けました。
リバースコールカレンダーの狙いは、さらなる上昇(33000達成)と下落です(32000以下の仕掛けに対する準備)
リバースコールカレンダーはガンマロングなので、先物が上でも下でも思いっきり動けばプラスになります。そして、セータが大きくネガティブなので利益が出たところで利確をする必要があります。行ってこいとなる場合は損失となるのでレンジの端でデルタヘッジなどをしないかぎり儲かりません。
今回は、、
先物が下がってくれたので大きくプラスになりました。また、コールの売りが大きく担がれていてカバードコール自体のデルタがネガティブに傾いていてポジション調整を悩んでいたのですが結果として助かりました。
この下げのおかげでデルタニュートラルに。そして、デルタを再度ロングに振ったところ先物が下げていきました。。
今限月は、コールの売りが担がれて困ってしまうケースが多くコールバックスプレッドの利益を得た後はコールのベガをショート、カバードコールで運用していたのですが32000円からもかなり上がってしまいガンマショートの扱いにかなり苦労しました。結果としては、ニアのコールを損切りして、ポジション調整をおこなうのがよかったかなと思います。
その時は、いったんファーに逃げてフリートレードポジションを作るか、カレンダースプレッドをいれるか。コールのベガを大きくロングに傾けっぱなしだと下落の時のリスクがあるので
IV差が開いていれば期先のコールを売ってリバースコールカレンダーの形にするのも手です。
バブル後最高値更新が続くとなると、同じような展開が続きますからコールの売りには気をつけながら運用をしていく必要があると考えています。
満期が近づいてくると、売り玉は持ち込み狙いたくなりますがガンマがキツくなってくるので、本日みたいに大きく動くと損益の変動が大きくなるので注意する必要があります。