リバースカレンダースプレッド戦略解説

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オプション取引の中でもリバースカレンダースプレッドはユニークな戦略の一つです。ボラティリティが高い市場環境で大きな利益を狙うこの手法について、具体的な仕組みや適用方法をわかりやすく解説します。

目次

リバースカレンダーとは

リバースカレンダースプレッドは、期近のオプションを買い、期先のオプションを売ることで構成されます。この戦略の特徴やデルタ、ベガ、ガンマ、セータなどのグリークスの影響について解説します。

リバースカレンダースプレッド組成

コールを使ったリバースコールカレンダー、プットを使ったリバースプットカレンダーがあります。

簡便にリバースコールを紹介します。

5C27000+3、6C27000-1 デルタフラット、ベガショート、ガンマロング、セータマイナスのポジションになります。

リバースコールカレンダーの損益図

デルタフラット、ベガショート(期近が多いため実質ロング)、ガンマロング、セータマイナスになります。

ポジション的にはセータマイナスなので先物が動かないと時間で損失がでます。Winパターンはガンマロングを活かした上下どちらでも良いので大きく動けばOKというポジションになります。

先物が動かない場合に、時間で損失が発生し先物が大きく動くとプラスになるお椀型の期中損益図になる戦略です。ガンマロングですね。

損益図を用いて、先物が動かない場合の時間損失や大きく動いた場合の利益の出方を詳述します。

先物が上に走ったとき

500円ほど上に走ったとき、損益プラスですね。デルタとガンマを見て下さい。これが利益の源泉になります。セータは敵でベガは味方になったり敵になったりですが上がる分にはコールは味方になることが多いですね。

先物が下に走ったとき

先物が下に500円走ったときです。損益プラスですね。コールは先物が下げるとIVが上がります。カレンダー系の合成ベガは期近と期先合成になっていますが、期近の方がより影響をうけます。この場合は買いレグのIV↑、期先IV→、↑となるので、まあひどい目には遭わないと思います。

あらためてリバースコールカレンダーのポジション損益図

動かないと損失が徐々に出て、上でも下でも先物が大きく動けばプラスになるというポジションです。

リバースコールカレンダーの仕掛けどころ

期近のオプションが期先よりも相対的にIVが低いときや、ガンマが重要になるタイミングを狙うと良いです。

実際の仕掛けタイミングや具体例を挙げて考えてみます。

5/10の日経先物チャートです

リバース系はガンマロングなので先物が上でも下でも動けば勝てます。

仕掛けどころは期近のオプションが期先よりも相対的にIVが低いとき

要は安く買って、高いものを売る というようなタイミングが1つ。

もう1つは期近の残存が短くベガがあまり重要で無くなってガンマトレード狙いができるタイミング

先物が上でも下でも動けば良いというところ。つまりレンジの端っこ、持ち合い形成しているとき等です。

今日だと寄りで先物が下がったときに期近が剥げるタイミングがあったのでコールでもプットでも組成タイミングがありました。

26000円ぐらいで組んでも、25800円ぐらいでも組んでもかなり良いタイミングだったようです。

26300円ぐらいまで上に走ったところで利確できると結構良かったですね。

ガンマロングなのでいってこいでは利益が無くなってしまうのでデルタヘッジを行うなどの工夫は必要です。

セータはキツイポジションなので利確もタイミングよくおこなっておかないと損失が生じる可能性も高いです。

他のガンマロング、ベガロング戦略

他のガンマロングにコールバックスプレッドやプットバックスプレッドがあります。ニアの売り玉とファーの買い玉で構成されるスプレッドもまたリバース系とは変わったポジションになります。

コールバックスプレッド、プットバックスプレッド

コールバックスプレッド、プットバックスプレッドは別に記事で解説しているので参考にいただければ幸いです。

オプショントレーディングおすすめ本

英語ですが最近読んだ本では一番のお気に入りです。ボラティリティートレードについて詳しく解説しています。


定番ですが、こちらもわかりやすいですね


まとめ

リバースカレンダースプレッドは、期近と期先を組み合わせた戦略です。適切なタイミングとポジション管理が鍵となります。他の戦略との併用も視野に入れながら、柔軟に運用しましょう。

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この記事を書いた人

ボラティリティトレードを意識してオプショントレーディングのエッジを追求していきたいと研究の日々です。よろしくお願い申し上げます。

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